メープルシロップ専門の輸入卸販売
メープルシロップ豆知識Vol.01
Vol.01 メープルシロップとは

メープルシロップは、
樹液からつくられる天然のシロップ

よくはちみつと間違われるメープルシロップ。カナダの国旗に使われているメープルの葉。 メープルシロップはカナダの特産物のひとつ、砂糖やはちみつと同じ美味しい天然の甘味料です。

メープルシロップとは

メープルシロップ

メープルシロップは、カエデの木の樹液を煮詰めた、天然のシロップです。 美しい琥珀色をした甘いシロップで、"砂糖" や "はちみつ" と同じ甘味料の仲間です。日本ではホットケーキに掛けるイメージで幅広く知られています。

他にもワッフル、ヨーグルト、コーヒー、紅茶、グラノーラ、オートミール、フレンチトーストに使用したり、ケーキやクッキー、マフィンなど焼き菓子の原材料、(プリンもおすすめ!)食品や飲料の甘味料、または香料に使用されています。

日本の食卓でも、醤油と相性が良く、煮物や、カレーなど料理の隠し味に使われたり、砂糖やみりんの代替品に使用します。栄養学的にも、ミネラルが豊富で、カリウムを含むため、塩分を多く取る日本での食生活に取り入れることをおすすめします。

ケベック・メープル製品生産者協会による研究が進み、生物のもつ遺伝子研究で、メープルシロップと健康のつながりに、驚きの発見がされています。

メープルシロップの原材料

樹液の収穫

メープルシロップの原材料は、カエデの樹液です。かすかな甘さを感じる液体で水と同様に透明。その樹液を煮詰めて作られる天然のシロップです。 メープルシロップの研究が進められていますが、多くのことが謎につつまれています。

樹液は冬の終わり、雪解けの水が流れる2~4週間の短期間しか採取できません。その採取の時期で、煮詰めた後の透過率(色)が変わり、 味も変わります。シロップの色と味から、等級が4つに分けられています。また、驚きの250種類の味に細分化されています。メープルシロップの味に奥深さを感じます。

詳細ページ: メープルシロップの原材料

メープルシロップの生産地

メープルシロップ生産地ケベック州

メープルシロップの生産地は、北アメリカに集中しています。カナダの国旗にカエデの葉が使われているように、カナダにはカエデの原生林が広がっています。カナダ全体で世界の85%が生産され、カナダの東部 ケベック州は、世界の約70%を生産する世界最大のメープルシロップ生産地です。

カナダ国内では、オンタリオ、ニューブランズウィック、ノバスコシア州、アメリカの北部バーモント州、ニューヨーク州が知られています。日本でも、北海道や秩父でごく少量作られ、他国でも生産されています。

メープル農家は、木の保護のために、木が耐えうる樹液の量(1本の木から 1.5 リットル、またはその木の 10 分の 1 以下)を採取します。メープルシロップは、1リットル作るために、約40リットルの樹液が必要になるので、いかに多くのメープルの木が必要かが分かります。

関連サイト: メープルシロップの輸出国 (English)

世界に広がるメープルシロップ

世界に先駆けメープルシロップの美味しさを知っている日本は、最近までアメリカに次ぐ第2位のメープル輸入国でした。

現在、天然の甘味料、豊富な栄養、美味しさから、メープルシロップの魅力に気がつきはじめた他国からの輸入が増えたことに加え、本物のメープルシロップが使われないことが増えた日本は、その地位は下がり始めています。

メープル風味の商品が多いことから、日本のメープルシロップ好きは揺るぎありません。ぜひ、多くの方に本物のメープルシロップを楽しんで頂き、メープル好きの国としての地位を、保持できることを願わずにいられません。

関連サイト: データの視覚化サイト メープルシロップ (English)


次回は、
メープルシロップの原材料について

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